鏡餅のカビを防止するための究極の手順!

鏡餅がカビてないか確認 
お正月に年神様にお供えした鏡餅には神様の御魂(みたま)が宿っています。1月11日の鏡開きには神様のお下がりとしての鏡餅を開き美味しくいただいて歳神様のお力を授かりたいですね。
でも1月28日から10日以上飾ってきた鏡餅をよくよく見てみると、なんだか青いものや黒いものがポツポツとあちらこちらに! 大切なお鏡餅に青カビや黒カビが発生している、なんてことも起こりかねません。そうなる前に何とかカビの発生を防止して1月11日の鏡開きまで持たせる方法はないものでしょうか。

今回は鏡餅を鏡餅開きの後でおいしくいただくために、鏡餅のカビを防止する方法を手順付きでご紹介いたします。

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鏡餅のカビ防止対策

鏡餅は一年の幸せをもたらすために家々にお越しになられた神様が宿る大切な場所です。その神聖な鏡餅にカビが発生して捨てなければならない、あるいは処分しなければならないなんていうことは絶対に避けたいものです。

日本がまだ貧しく食べ物が不足していた時代には、餅にカビがはえてもカビの部分だけを切り落としたり削ぎ落したりして鏡餅を食べていた時代もありましたし、むしろそうすることが家にお越し下さった大切な神様の依り代(よりしろ)に対する敬意と感謝の心を表す術でもありました。しかし科学の発展に伴って、鏡餅にカビが生えてしまった場合は、人間が肉眼で見える範囲だけでなく、カビはもっと内部の奥深くまで菌糸を張りめぐらしており、目視できる表面のカビだけを切り落としたり削ぎ落したりしても、完全にカビの菌糸を取りきることはできないということが立証されています。むろんカビの菌糸は人間にとって極めて有害なものですから、鏡餅は絶対に食べてはいけません。

万一鏡餅にカビが発生してしまったら、残念ですが鏡餅は捨てるか処分するかしなければなりません。その際には正しい方法で処分しなければなりませんので「鏡餅の捨て方」でご確認ください。

年神様の力が宿った大切な御鏡餅を捨てなければならないという事態に陥らないためにも、絶対に鏡餅にカビを発生させないようカビ防止対策を徹底して行いたいところです。ではどうしたら大切な鏡餅をカビから守ることができるのでしょうか。
一月は真冬とはいえ家の中は暖房が効いているのでとても暖かく、また湿気も多くなりがちです。結露なども発生し部屋の天井や壁だけでなく、鏡餅にもカビが発生しやすい環境が整っています。そのような環境のもとで10日以上飾られる鏡餅は何も対策をしなければ当然のようにカビが発生してしまう確率が高いです。

鏡開きの時に美味しく神様のお下がりいただくためにも、鏡餅を飾る際にカビが生えにくくなるカビ防止対策を徹底的に施しましょう。

ではでは、鏡餅のカビ防止対策の手順をご説明します。

手順① 鏡餅は素手で触らずに飾るべし!

鏡餅にカビが生えるのを防止するうえで最初に気を付けるべきことは、鏡餅を飾る際に絶対に素手で触らないようにするということです。手には雑菌が多く付着しているため、素手で鏡餅に触ることで自分の手に付着している雑菌が鏡餅に移りカビが発生しやすくなります。

鏡餅に触れる際はビニール手袋を着け、そのうえで鏡餅についている餅粉をキレイに払い落としてから飾るようにします。鏡餅を飾り終えた後は鏡餅開きの1月11日まで極力カビの繁殖を防止するため以下の防カビ対策を実践しましょう。

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手順② 鏡餅に焼酎を塗り鏡餅のカビを防止!

鏡餅を飾ったら、その後は毎日飾っている鏡餅に刷毛を使って焼酎を塗ります。焼酎はアルコール度数が25度以上ととても高く殺菌効果に優れています。鏡餅に塗る焼酎はクセの少ない甲類の焼酎を使うと後日食べる際に味に影響が出なくてベストです。

焼酎をあまりたしなまれない方のために少々ご説明しますと、焼酎には原料や製法の違いにより乙類と呼ばれるものと、甲類と呼ばれるものの2種類の焼酎があります。乙類の焼酎とはいわゆる本格焼酎と言われるもの(かつて旧式焼酎と呼ばれていたもの)で、イモや麦・蕎麦などを原料として単式蒸留機で蒸留された風味がとても豊かな焼酎です。一方、甲類の焼酎は連続式蒸留機というもので蒸留された焼酎で、伝統的な製法により作られる乙類の旧式焼酎に対し、新しい製法により作られた焼酎ということで新式焼酎と呼ばれています。甲類の製法で作られた焼酎は乙類の製法で作られた焼酎に比べ無色透明でクセが少ないため、チュウハイやサワーやカクテルなどとして飲まれることも多いです。

鏡餅を食べる際には焼酎の香りが移ってしまうとあまり好ましくありませんので、乙類の焼酎は使用しない方がよいです。ちなみに日本酒も香りが強く鏡餅に香りが映ってしまうためカビ防止の目的で鏡餅に塗るのには不向きです。焼酎のボトルやラベルには必ず甲類・乙類どちらであるかが記載されていますのでお買い求めになる際にはよくラベルをチェックして購入してくださいね。

万一、鏡餅のカビ防止のためだけに焼酎を購入するのがもったいないという場合は、食品用除菌アルコールを使っても構いません。

食たとえばインフルエンザや風邪の流行シーズンになると公共施設や公共のトイレなどに手に噴射する除菌アルコールスプレーが置いてあるのを見かけますね。除菌アルコールは手の消毒ですっかりおなじみになりましたが、食品用除菌アルコールはその食べ物バージョンだと思ってください。たとえば「パストリーゼ77 」というアルコール除菌スプレーは食品に直接噴霧することができるスプレーで、実は酒造会社が作っているものなんです。原料はサトウキビから作られた醸造用アルコールで緑茶から抽出した高純度のカテキンも配合されており、アルコール度数は77%という除菌効果の高いスプレーです。一瞬そんなものを噴射した食品を食べて大丈夫かと思ってしまいますが、これは厚生労働省も認可している食品添加物で、回転ずし屋さんや飲食店などでも食品に使用していたりするお店もあります。このような食品用除菌アルコールを鏡餅の表面に吹きかけて、乾いた布巾やキッチンペーパーで鏡餅全体になじませるように拭き取ります。布巾などを食品用除菌アルコールで湿らせてから鏡餅を拭うという方法でもOKです。

手順③ 通気性をよくして鏡餅のカビを防止!

鏡餅の通気性をよくすることはカビの繁殖を抑制することにつながります。鏡餅は一般的には上の段と下の段の二段から成っていますね。(大阪は三段と聞いたことがありますが。)一段目と二段目の鏡餅はくっついていますのでかなり通気性が悪く、特にこのあたりはカビが発生しやすい部分です。鏡餅の上の段と下の段の通気性をよくするための方法としては、上の餅と下の餅の間に米粒を約20粒くらい敷いて隙間を空けたり、割りばしを2本挟んで隙間を作るなどの方法が有効です。餅どうしを密着させないようにすることで、防カビ効果がアップしますよ。

手順④ からしを置いて鏡餅のカビを防止!

からしには辛みの元であるアリルイソチオシアネートという成分が含まれています。アリルイソチオシアネートには高い殺菌効果があり昔から食中毒の予防に利用されてきました。からしは非常に高い殺菌能力を有するため食材を長持ちさせる防腐剤の役割を果たします。鏡餅のカビ防止対策としては、練りからしを和紙に包んで鏡餅のそばに置いたり、粉からしを和紙にはさみ鏡餅と鏡餅の間に入れたりすることでカビを防止する効果が期待できます。和紙を使うのは和紙が通気性に優れているためです。鏡餅の上の段と下の段に割り箸を挟んでいる場合は、その隙間にこのようなからしを包んだ和紙を入れましょう。

鏡餅の防カビ方法まとめ

鏡餅は家に来てくださった年神様が宿る大切な依り代です。歳神様にお供えした鏡餅を食べることでそのご利益にあずかるとともに、神様の力をわけていただきまた一年健やかに過ごしたいものですね。そのためにも手順①~手順④までのカビ防止対策を徹底して実施し、鏡餅開きのあとにお餅をぜんざいや、お汁粉、揚げ餅、おかき、みぞれ鍋などにして美味しくいただきましょう。
以上、鏡餅のカビ防止方法で1つでもご参考になるものがあれば幸いです。

固くなった鏡餅の簡単な割り方や切り方」と「鏡餅をかぶのみぞれ鍋にして美味しくいただく方法」もよろしければどうぞ。

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