鏡餅の捨て方 正しい清め方と処分方法

カビが発生しているかもしれない鏡餅

鏡餅は12月28日から1月11日の鏡開きまで飾っておくのが一般的ですが、お供えをしていた2週間ほどの間にカビが発生してしまったということがありますね。

今回は鏡餅にカビが生えてしまいやむを得ず処分しなければならなくなった場合の、鏡餅の捨て方やお清めの仕方など正しい処分方法をご紹介します。

カビの防止方法」はこちらをどうぞ。

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鏡餅にカビが発生したら食べてはいけない?

昔はカビが発生した鏡餅はカビが発生した部分だけ切ったり削ったりすれば食べられる、あるいは高温の油で揚げ餅にすれば大丈夫と信じられていましたが、カビは人間の目で見える範囲よりも実際にはかなり内部の方まで菌糸が根付いており、目視できる表面だけを切除しても完全にカビの菌糸を取りきることは不可能であることが立証されています

歳神様のお下がりである大変ありがたい鏡餅ですから、それを捨てるなんてとお思いの方もいらっしゃるかと思いますが、カビは人体にとって非常に危険な存在ですので、カビが生えた鏡餅は絶対に食べてはいけません。

鏡餅に生えるカビには青カビ・黒カビ・赤カビなど数種類のカビが存在します。鏡餅に生える数種類のカビの中には毒性が高く感染症を引き起こすものもあり、またカビの毒には発ガン性物質が含まれているともいわれていますので人間の体にはとても危険です。
年神様にお供えした鏡餅は縁起ものでもありますし、日本がまだ貧しく食べ物が少なかった時代には包丁でカビの部分を削って食べるということが一般的に行われていましたが、細菌やカビなどに関する研究も進み、人体に対する危険性が証明された現代では、もはや病気や体調を崩すリスクをおかしてまでカビが発生してしまった鏡餅を食べるということは好ましくないとされています。やはり健康が一番ですので、鏡餅にカビが繁殖してしまった場合は鏡餅をお清めしたうえで潔く処分するという選択をしてください。

鏡餅の捨て方と処分方法

では、鏡餅を捨てる時はどのように処分すればよいのでしょうか。鏡餅は神様からのありがたいお下がりですから、たとえ処分をしなければならない場合であっても正しい捨て方で処分しなければなりません。間違っても鏡餅をそのままゴミ箱へポイッと捨てるような罰あたりなことをしてはいけません。
鏡餅を処分する方法には主に次の二つの方法があります。1つは「鏡餅を捨てる」という方法、もう1つは「どんど焼きに出す」という方法です。

鏡餅の捨て方と

鏡餅の捨て方の手順をご紹介します。

鏡餅の捨て方
① まず半紙・白紙・新聞紙を敷いてその上に鏡餅を置きます。

②1年の幸せをもたらすために家にお越しくださった年神様に感謝の気持ちを込め手を合わせます。

③ 次に鏡餅の「左→真ん中の順」に塩を振ってお清めし、敷いてある半紙・白紙・新聞紙でそのまま鏡餅を包みます。

④ 新しいゴミ袋を用意します。包んだ鏡餅を新しいゴミ袋に入れたらもう一度鏡餅を包んだ紙に塩を振って清めます。この際、他のゴミが入っているゴミ袋には絶対に入れないでくださいね。

⑤再び丁寧に手を合わせて年神様への感謝の気持ちを表したうえでゴミ袋を閉じます。

以上の手順でお鏡餅のお清めは完了です。あとはゴミの日にゴミ集積場所に出して差し支えありません。

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鏡餅をどんど焼きで処分する方法

神様へのお供えものである神聖な鏡餅を捨てるということに抵抗感がある場合は、どんど焼きに出すなどの方法で処分されることをおすすめします。

どんど焼きとは

どんど焼きとは門松や注連飾りによって家にお迎えした歳神さまが、注連縄などの正月飾りを焼くことで出る煙とともに天に帰られるのをお見送りするという火祭り神事です。一般的には1月15日の小正月に行われます。どんど焼きでは、歳神様をお迎えするための門松やしめ縄・正月飾り・鏡餅の飾り等の神にまつわるものを神社の境内に組んだやぐらの上に積み上げて火で燃やします。どんど焼きの炎と煙にあたると無病息災のご利益が得られると言われてり、またどんど焼きの灰を持ち帰って家の周りに撒くとその年は病気にならないとも言われています。▼はどんど焼きの様子です。

どんど焼きの起源

どんど焼きは地域によってとんど焼きどんだら焼左義長・さぎっちょなど実に様々な呼び名があります。どんど焼きの起源は平安時代の宮中行事である「左義長」であると考えられています。左義長(三毬杖)とは、正月十五日に平安時代の宮中・清涼殿の東庭で青竹を束ねて立て毬杖三本を結びんだ上に扇子や短冊などを添え、陰陽師が謡いはやしながらこれを焼いてその年の吉凶を占ったという行事です。左義長は陰陽道との関わりが深く、元々は中国由来のもので神道とは関係がありませんでしたが、日本に伝来した後に道祖神信仰と結びつき神道系の行事のように変化し、それが民間に伝わりどんど焼きとなったといわれています。

民間集落には鎮守様と呼ばれる神社があり、集落の住人はそこの氏子でした。この氏子たちが送り火とともに新年の「無病息災」「五穀豊穣」などを祈願するようになり、やがて神社を主体とした盛大な年中行事へと変化していき現代のどんど焼きに至っています。

年神様の依り代(よりしろ)である鏡餅はきちんとお清めをしたうえであれば捨てることは差し支えありませんが、心理的に抵抗があるというかたは、神社で行われるどんど焼きで鏡餅を処分する方法をとるとよろしいと思います。

鏡餅の捨て方のまとめ

歳神様の依り代である神聖な鏡餅は神様の力が宿った大変ありがたいお下がりです。本来であれば鏡餅をいただくことで神様の力を分けていただき、新たなる一年も無病息災で健やかに過ごせますようにと願う意味がありますので、鏡餅はすべて残さずありがたくいただきたいところですが、カビなどが発生してしまった場合は健康に対するリスクが極めて高いため食べることは好ましくありません。やむを得ず鏡餅を処分しなければならなくなった場合には、今回ご紹介した方法できちんとお清めをして捨てるか、とんど焼きに出すなど適切な方法で神様への感謝の気持ちと敬意を表して処分しましょう。

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