七五三のお祝いの金額相場は?甥や姪に渡す?

七五三の参拝神社に咲く梅の花

七五三の風習や慣習は、地方によって、また家々によって本当に様々です。

七五三の記念撮影と神社へのお参りを内々の家族だけでごく簡単に済ませる家庭もあれば、結婚式場のような披露宴会場を借りて、親戚や知人などを招待し、子どもがお色直しをし、引き出物まで出す地方もあります。

祖父母であればお宮さんに一緒に参拝に行ったり、着物を用意したり、お祝いを包んだりするケースは多いですが、兄弟や姉妹の子どもにあたる甥や姪に対しては、どのようにすればよいのか迷うこともありますね。

今回は、甥や姪が七五三を迎える時のお祝いについてご説明します。

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七五三のお祝いは甥や姪に渡す?

甥や姪が七五三を迎える場合、多くの場合次の2つのケースがあるでしょう。

①お祝いの食事会に招待された

②お祝いの食事会などには招待されていないが、七五三を迎えることは聞いている。

まず、①の場合は普段から交流があり、ある程度親しくお付き合いをしているケースに多いかと思います。この場合、主催者である兄弟や姉妹は食事代を負担する気持ちで招待しているかと思います。一方、招待された側は、七五三のお祝いの気持ちとして現金プレゼントを渡すようにするとよいでしょう。

現金を渡す場合の相場は、一般的には下記の金額が目安となります。

■ 祖父母:10,000円~30,000円

■ 親戚:5,000円~10,000円(← 甥や姪の場合はこれが目安)

■ 知人・近所:3,000円~5,000円

甥や姪の七五三のお祝いの食事会に夫婦二人で招待された場合は、やはり10,000円は包むようにしましょう。もちろん、上記の金額相当のプレゼントを渡すという形でもよいですが、食事会を開く主催者側の金銭的負担を考慮すると、現金で渡すのが好ましいと思います。

また、可能であれば、上記の現金でのお祝いの他に、主役である子どもにちょっとしたプレゼント(お菓子・おもちゃ・クレヨンなどの文具)なども用意すると喜ばれるでしょう。

②の場合は、食事会に招待されていないので、必ずしも渡さなければならないという決まりはありません。日ごろからどの程度のお付き合いをしているかや、家々の習慣などによって変わってきます。

普段から親しくお付き合いをしていて、お祝いを渡したい気持ちがあれば、上記の金額を目安に現金やプレゼントを渡しても大丈夫ですが、普段からほとんどお付き合いがなく、遠方に住んでいるという場合などは、一般的にはあまり七五三のお祝いは渡しません。

今後、幼稚園の入園祝いや、小学校・中学校・高校・大学などの入学祝い、さらに甥や姪が大人になれば結婚祝い、出産祝いなど人生のお祝い事はまだまだ続きますから、甥や姪へのお祝いはそれらの大きな節目にだけ渡すという形で問題ありません。

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ただし、ご自身の子どもが七五三のお祝いをもらっている場合は、いただいた金額と同程度の額をお返しの気持ちも込めて渡すようにしましょう。

ご自身で判断がつかない場合は、ご自身たちの親に聞いてみるのがよいでしょう。

この場合、義母や義父に尋ねるのは不躾だと受け取られる場合もありますし、義母・義父も遠慮してはっきりと言わないこともあり、後で恥をかいてもいけませんから、実子である夫か妻のどちらかが尋ねるとよいでしょう。実子であれば、大抵の場合、家々の習慣や慣例などを踏まえ、わが子が恥を書かぬよう教えてくれるはずです。

また、披露宴会場などを借りて盛大なお祝いをする地方の場合は、その地方独自のルールにならう形でお祝いを渡しましょう。

七五三のお祝いはいつ渡す?

七五三のお祝いを渡す時期10月中旬~11月15日前までです。

家によっては11月15日より前に七五三のお参りなどを済ませる家庭もありますから、あまりぎりぎりで渡すのは好ましくありません。できれば七五三のお祝いを行う日にちを予め聞いておき、それよりも前に渡すようにしましょう。

食事会に招待されている場合は会場で渡しましょう。食事会が自宅で行われる場合は部屋に通されてから渡しましょう。

食事会に招待されていない場合は、近くに住んでいれば直接持参するのがよいでしょう。遠方の場合は郵送で構いません。ただし、その場合は必ずお祝いの気持ちをしたためた手紙を添えましょう。

七五三のお祝いの祝儀袋・かけ紙について

ご祝儀袋のし付の水引き(「紅白蝶結び(花結び)」、関西は「あわじ結び」)を使いましょう。

ご祝儀袋には下記のいずれかを上段の表書きに書きます。

 ■「祝七五三」「七五三御祝」…年齢や性別を問わない

 ■「賀御髪置」「御髪置御祝」…3歳の子どものお祝い

 ■「賀御袴着」「御袴着御祝」…5歳の男の子のお祝い

 ■「賀御帯解」「御帯解御祝」…7歳の女の子のお祝い

現金と子どもへのちょっとしたプレゼントを同時に渡す場合は、プレゼントには「のし」は不要ですが、プレゼントのみを渡す場合は「のし」を付けます。表書きは上記と同じです。

七五三のお祝いは、結婚式などのお祝いとは異なり、厳密な決まりというものがなく、地方や家々の慣習によって本当に多種多様です。それらの慣習などをも踏まえつつ、お祝いの準備は余裕をもってしておきたいものですね。

七五三のパパ・ママの服装つについてはこちらをどうぞ。

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