借り入れの金額が大きくなって生活に困ってしまった、数か所から借り入れをして毎月のお給料では返済できなくなってしまったというOLや主婦は以外と少なくありません。
男性の借金はパチンコや競馬などのギャンブルが原因であることが多いのに対し、女性の借金は生活費やFXや買い物などが原因であることが多く、気づけばいつの間にか返済不可能な状態になっていたという人も多いようです。特に生活費や買い物などが原因の場合は、しっかりとした金銭感覚を身につけないと、誰もが突然自分の身にふりかかっても不思議ではありません。
また、OLや嫁としての世間体や立場もあるので、お金を借りている、返済していることを誰にも言えないという人も多いのではないでしょうか。そのため本当に行き詰らないと「実は・・・」ということにならないことも多いようです。それでは、本当に行き詰まってしまい、どうにもならなくなってしまった場合、OLや主婦などの女性は誰にどのように相談をすればよいのでしょうか。
その対処方法と手順についてブログ管理人の経験も踏まえながらをご紹介したいと思います。
借金に苦しむOLや主婦は誰に相談すべき?
手順① 借りたところに相談する
借金の返済に行き詰まり、どうにもならなくなってしまった場合、まずは、借りたところに連絡をし、今後の返済について話し合いを持ってもらうのが一番です。
事情や計画の内容が妥当だと判断されれば、期間を延ばし、その分月々の返済額を減らしてもらえる可能性があります。ただし、この場合は自分がこういう計画なら返済していくことができるという無理のない実行可能な計画を立て、借りたところに提案することが前提です。
借りたところは具体的な提案があってはじめて返済計画の見直しの相談に乗ることができますし、貸したお金は金利も含めきっちりと返済してほしいのは山々ですから、きちんと返済する意思がある人に対しては相談に応じてくれる可能性はあります。
管理人は「お金を貸してほしい」と依頼をしてきた人にはまずこの方法を勧めることにしています。お金が返せなくなった人にはその場しのぎのお金を新たに貸すよりも、これ以上借金をせず今ある借金をきちんと無理なく返済する方法を提案してあげるのが、結局のところ借金に苦しむ本人を助ける最良の方法だからです。実際に、具体的な返済計画を立てて借りたところに相談し、返済期間を延ばすことで月々の返済を減らすことができたという人を何人も見ていきてますので、まずはこの方法を試みてみることをお勧めします。
また、数社からの借り入れがあり、その詳細さえもわからなくなってしまったという場合には、個人信用情報を管理している会社に本人が身分証明書を持っていくことで情報の開示が受けられますので、全ての情報を確認して、まず債務総額を確認することから始めましょう。
個人信用情報を管理している会社は銀行系の「全国銀行個人信用情報センター」、信販系の「(株)CIC」「株式会社日本信用情報機構(JICC)」、消費者金融系の「(株)ジャパンデータバンク」です。
手順② 弁護士に相談する
借りたところに相談したけれど交渉がうまくいかなかった、あるいは自分では実行可能な返済計画が立てられなかった、すでに破産寸前で一刻を争う、という場合は弁護士に依頼して債務整理を行うという方法があります。
弁護士が債務者代わって、無理なく返済できる計画を立て、債権者と交渉してくれますし、また、弁護士に依頼することで、返済の督促がストップします。場合によっては過払い金が返還されるケースもありますので、自分一人で何とかしようと考えるよりは、精神的にも安定するかと思います。
ただし、その場合は債務整理をすることにより当面新規の借入をすることができなくなります。しばらくの間はキャッシングができないのはもちろん、住宅ローンなども組めなくなりますが、これは一生お金がどこからも借りられなくなってしまうということではありません。そのあたりは今後の経済状況次第で変わってきますので、しっかりと家計を立て直し、借入にたよらず収入の範囲で生活できるような暮らしを再構築していく必要があります。
弁護士に相談する場合は、
などを利用するとよいでしょう。
借金に苦しむOLや主婦の返済のまとめ
いずれにせよ、借金を相談する際は、返済に困ってどうにもならなくなってから相談するのではなく、本当に行き詰まってしまう前に借りたところに相談するのがよいですが、すでにそのような状況にない人は弁護士に相談することも視野に入れる必要があります。借金を返すために借金をしたり、カード利用枠を様々な手段で現金化したりしている時点で、その借金は永久に減っていくことはありませんから、一刻も早くなんらかの対策を練る必要性があります。
あまりにも先延ばしにしているとその分借金額がかさんでいき、精神的な負担のみならず、経費や労力も増えていきます。今後一生借り入れが出来ないといった一大事になってからでは取り返しがつきません。「ご利用は計画的に」という有名なキャッチコピーがありますが、きちんとした生活を取り戻すためにも、無理のない返済計画を立て直し、一日も早く借金の苦しみから解放されるために勇気をもって1歩を踏み出してください。