インフルエンザの潜伏期間と家族間の感染予防対策と対処法

インフルエンザで静養中の人

インフルエンザの潜伏期間は?

季節性インフルエンザにはA型・B型・C型の3つの型がありますが、このうちC型は症状が軽く感染したことに気づかないこともあります。一方、A型とB型は感染力が非常に強く、インフルエンザウイルスを体内に取り込んでから急激に増殖していきます。

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インフルエンザの症状が現れ始めるのはインフルエンザウイルスの数が約100万個に達した段階と言われています。インフルエンザウイルスが約100万個に増殖するまでの期間はその人の体力や免疫力によって異なりますが、おおよそ24時間後~72時間後くらいと考えられています。多くの場合はインフルエンザウイルスに感染してから1日~3日後に症状が現れますが、体力がある人や抵抗力の強い人は1週間ほど症状が現れないこともあります。

インフルエンザウイルスが100万個に達する頃までは自覚症状もなく本人も周りも感染していることに気づきませんが、この期間はインフルエンザの初期段階ですでにインフルエンザウイルスを排出し拡散していますので、直接接触や間接接触により他の人へうつる可能性があります。

家族がインフルエンザを発症したら、ただちにインフルエンザを発症した人(感染宿主)が触ったもの(ドアノブ・トイレの水洗つまみ、水道のつまみ、便座・共有のパソコンのマウスやキーボードなど)を全て除菌効果のあるウェットティッシュで拭き取り、感染予防にとりかかります。

インフルエンザの症状と家族にうつる期間は?

インフルエンザは2~3日程の潜伏期間の後、38度以上の高熱とともに、頭痛、せき、悪寒、ふるえ、鼻水、鼻づまり、扁桃腺のはれ、関節痛、筋肉痛、のどの痛み、気管支炎、痰、くしゃみ、胃炎、おう吐、腹痛、下痢、倦怠感、めまい、腰痛、耳鳴りなど複数の症状を突然に発症します。

病院で処方された薬を指示通りに飲めば、症状を発症してから3日~5日程で徐々に治癒に向かいますが、乳児や幼児、高齢者、妊婦などは重症化しやすく、急性脳症や肺炎などの合併症を引き起こすことがありますので、十分な注意が必要です。

特に感染宿主が快方に向かい始め治りかけると家族も安心して感染予防の対策を取らなくなりがちですが、この時期は体内に死滅しきらなかった最も強いウイルスが残っている時期で、感染宿主はこれを排出し続けています。この強いウイルスを取り込むと感染宿主よりもうつった家族の方が症状が重くなる傾向にありますので、解熱後2~3日は引き続き感染予防を行う必要があります。

インフルエンザの際の家族間の感染予防対策と対応

インフルエンザウイルスは非常に感染力が強いため、家族間での予防は徹底して行いましょう。

インフルエンザの感染経路は「空気感染」「飛沫感染」「接触感染」の3つのルートがあります。インフルエンザを予防するためには、できる限りこれらの感染ルートを遮断することが大切です。

インフルエンザの感染経路を絶つ方法については▼をどうぞ。
インフルエンザを予防法は感染経路を絶つ!

家族にうつさないための対処法

感染宿主は家族にうつさないために下記を実践しましょう。

家族とは別室で静養する

インフルエンザウイルスは非常に高い感染力を持ちますので、同じ部屋で過ごしていると家族にうつす可能性が高くなります。完治するまでは家族と部屋を分けて静養しましょう。解熱後2~3日は別室が望ましいでしょう。

マスクの着用を徹底!

感染宿主は完全に治癒するまでマスクの着用は必須です。

インフルエンザのウイルスは小さな粒子であるためマスクを通過してしまい効果はないと考えられていたこともありますが、それは繊維や糸を織ったマスクの場合で、近年主流の不織布マスク(熱や化学的な作用によって接着させて布)はインフルエンザの拡散防止に効果があるとして厚生労働省も着用を推奨しています。

感染宿主がマスクを着用してインフルエンザウイルスの拡散を防ぎ、飛沫感染と空気感染による家族への感染を予防しましょう。

また、インフルエンザウイルスは乾燥した環境下で活動が活発になりますが、マスクを着用すると自分の吐いた息(呼気)に含まれる水分がマスクに付着し、息を吸う際にその水分を取り込むため、のどや気管などの乾燥を防ぎ上気道の粘膜の防御機能を高めますので、インフルエンザの症状を和らげる効果もあります。

加湿器

インフルエンザウイルスは低温低湿の環境下で活動が活発になりますので、室内は常に加湿器を使い約50%~60%の湿度を保ちましょう。できれば加湿器は除菌効果のあるものを使用し一日中稼働させておきます。

加湿器の使用は除菌効果のみならず、インフルエンザウイルスに水分がまとわりつくことで飛沫核が床に落ちていくため、空気感染の予防に有効です。また、感染宿主が一定の湿度を保った空気を吸い続けることで、インフルエンザウイルスの活動を抑制する効果もあります。

インフルエンザに効果的な加湿器

鼻をかんだティッシュはビニール袋に入れ密封して捨てる

インフルエンザに感染すると痰や鼻水・鼻づまりなどの症状がでます。鼻をかんだティッシュなどには大量のインフルエンザウイルスが付着しており、水分が蒸発して飛沫核となり空気中を浮遊し、それを家族が吸い込むことで感染してしまします。鼻をかんだティッシュなどは必ずビニール袋に入れ密封したうえで捨てましょう。

 

病院での二次感染に注意!

インフルエンザには様々なウイルスの型が存在します。流行のピーク時の病院内にはインフルエンザに感染した人がたくさんいることが予想されます。インフルエンザに感染している時は体力や抵抗力が落ちていますので、自分が感染している型以外の別のインフルエンザウイルスを他の患者からもらってしまうことがあります。こうなりますと、現在感染しているインフルエンザが治癒に向かう頃に、また別のインフルエンザウイルスによる症状が現れ始め、回復がかなり遅れてしまいますので、病院に行く際はマスクを二重にし、帰宅後はうがいと手洗いを徹底してください。

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家族が行うべき感染予防対策と対処法

感染宿主の静養している部屋に入室する際はマスクを着用する

感染宿主が静養している部屋に入室する際は必ずマスクを着用しましょう。

マスクを着用していれば、何も着用していない状態に比べ飛沫感染や空気感染による感染のリスクは抑えられます。

マスクは自分に合った大きさのものを選び、毎日取り替えてください。1度着用したマスクの表面にはウイスルが付着していますので、繰り返し使用することで余計に感染のリスクを高めてしまいます。

ウェトティッシュで徹底除菌!

感染宿主が触ったドアノブやリモコンのボタン、トイレの水洗つまみや、水道のつまみや便座などは家庭内でのウイルスの感染源の代表格です。面倒でも感染宿主が触ったあとは毎回それらを除菌効果のあるウェットティッシュで拭き取りましょう。その際は必ず手袋をします。また、感染宿主が使用した食器に触れる場合も手袋をしましょう。

手洗い

感染経路のうち最も多いのが、ウイルスの付いた手を口や鼻・目にもっていき、感染するケースですので、感染宿主の静養している部屋へ入室したあとや、飲食する前は必ず手洗いをしましょう。

 

鼻呼吸を心がける

口呼吸をしていると喉や気道の粘膜が常に乾燥した状態になり、ウイルスに感染しやすくなります。また、口呼吸はウイルスが直接口腔内に侵入するので、感染のリスクも高くなります。一方、鼻呼吸はのどや気道を乾燥から守り粘膜防御機能を高めますし、鼻毛がフィルターとなってウイルスの侵入を防ぐ分、口呼吸よりも感染リスクが低下します。

鼻呼吸は最初慣れないため少し辛いかもしれませんが、3日もすればすっかり慣れてしまい、一旦慣れると口呼吸がウイルスを無防備に取り込んでいることを実感するようになるため、逆に口呼吸をすることに抵抗が出ます。

髪の毛が目に入らないよう気を付ける

ウイルスの侵入経路は口や鼻以外に目からも侵入します。前髪が目にかかっている人などは、髪に付着したウイルスが目に触れることでウイルスに感染しますので、髪が目にかからないよう注意します。

飲食の前は必ずうがいを!

飲食する際は、面倒でも必ず直前にうがいをします。

いくらマスクを着用していても、口腔内にはウイルスが付着している可能性があります。そのまま飲食をすれば、口腔内にとどまっているウイルスを体内に送り込むことになりますから、うがいをせずに飲食するのは厳禁です。うがい薬に抵抗のある人はかなり薄めて使用するか、食塩水や緑茶を代用してもよいでしょう。

また、うがいをする際は、口腔内のウイルスをのどに付着させないようまず口腔内をブクブクすすぎ、次にのどをガラガラ、最後に再び口腔内をすすぐようにします。

飲食前はウェットティッシュで唇を拭く

うがいをしても唇にはウイルスが付着していますので、唇も必ずウェットティッシュで拭いてから飲食しましょう。ウェットティッシュは唇が荒れないようにノンアルコールタイプを選びましょう。

手指や口腔内を傷つけない

手指や口腔内に怪我をしていると、そこからウイルスが侵入しますので、怪我をしないように注意しましょう。

タオルは分ける

タオルは常に湿っているので細菌が増殖しやすい場所です。特に家族がインフルエンザに感染している期間はタオルを分けましょう。またタオルは毎日取り替えましょう。

加湿器

室内は常に加湿器を使い室内の湿度を保ちましょう。特に就寝の際は一晩中稼働させておきます。

インフルエンザ潜伏期間と家族間の感染予防対策のまとめ

大切な家族がインフルエンザに感染してしまった際は、一日も早い回復のためにゆっくり静養できる環境を整えてあげるとともに、他の家族が感染しないようにすることも大切です。

上記の予防法を徹底的に実践し、家族一丸となって家族内での感染を予防しましょう。

インフルエンザ関連の情報は▼でもご紹介しています。

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