インフルエンザの子供がいても仕事が休めない時はどうする?

今年もインフルエンザの流行シーズンが到来しますね。

体力や免疫力の低い小さい子供は保育園や保育所などでインフルエンザに感染し、突然高熱を出してしまうことがありますね。

近所に子供の看病をしてくれる祖父母や友人はいないし、かといってインフルエンザが長引いた場合、共働きで何日も仕事を休むわけにはいかないですね。そんな時は一体どうすればいいのでしょうか。

今回は子供がインフルエンザに感染したけれど仕事が休めない時の親の対応についてご紹介をします。

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インフルエンザの子供がいても仕事が休めない時の対応

インフルエンザに感染すると保育園や保育所は子供を預かってくれません。(解熱後も登園停止期間が定められています。詳しくは▶インフルエンザの子供は元気になれば登園や登校はOK?解熱後の外出)もちろん一番よいのは親が仕事を休んで自宅で子供を看病をしてあげることですが、責任ある仕事をもっているとなかなか思うようにお休みが取れないこともありますね。ましてやインフルエンザは風邪とは違い症状も重いですから、1日~2日ですっかりよくなるということはほとんどありません。そんな時、祖父母が近くに住んでいて子供の面倒を見てくれれば安心ですが、遠方でそれも叶わない場合は、別の手立てを考えなくてはなりません。

親戚にも友人にも子供を預けることができない場合に検討したいのが、病気の子供を預かって世話をしてくれる「病児保育室」です。

「病児保育室」とはけがや病気などのために保育園や保育所への登園、学校への登校が困難な子供を一時的に預かり看病をしてくれる施設のことです。「病児保育室」の存在をご存じのかたでも「病気の子供を施設に預けるのはとても心配」「病気の子供を預ける場所なので、違う病気に感染してしまわないか?」などとても心配になりますよね。しかし、近年の「病児保育室」は病気の種類によって個室で隔離して見守ってもらえたり、医療機関で医師や看護師のもと世話をしてもらえたりと様々なタイプの施設が存在しますので、いざという時にこの制度を利用しないのは本当にもったいないと思っています。

インフルエンザの子供がいて会社やパートが休めない時は病児保育を活用する

現在「病児保育室」には次の3つのタイプがあります。

医療機関併設型

保育所運営型

単独型

それぞれに特徴がありメリットなども異なりますので、以下で順番にご説明します。

医療機関併設型

「医療機関併設型」の病児保育室は病院や医療法人などが運営している施設で、病院や診療所などの医療施設に併設しています。主に小児科のある病院や診療所に併設していることが多いので、万一子供の容体が急変した際には小児科の医師や看護師のサポートが受けられます。

1人のナースが複数の子供の世話をしますが、医師とナースと保育士が連携して子供をサポートしてくれるので、比較的安心して預けることができます。

保育所運営型

「保育所運営型」は保育所に併設している病児保育室です。保育所ですので医師は常駐していませんが、看護師と保育士により子供の一時預かり保育をしてくれます。

単独型

「単独型」は病児保育単独で運営している病児保育室です。一般社団法人・社会福祉法人・自治体・NPO法人・民間企業など運営母体は様々です。

管理人のおすすめ

インフルエンザに感染している子供を預ける場合に管理人が最も安心できるのは、医療の専門家が複数人駐在している「医療機関併設型」です。

インフルエンザは風邪などとは違い症状が重いことが多いですし、一度解熱して少しずつ元気を取り戻し回復期にあると思っても、ぶり返して再発熱したり再発するということも少なくありません。やはり医師と看護師が見てくれているという安心感は大きいです。インフルエンザのような症状の重い感染症の場合はできれば「医療機関併設型」を探して預けるのが安心です。

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全国の病児保育施設の利用料金と利用時間

「病児保育室」の利用料金は施設によって異なりますが、大体1日2000円くらいです。食事やおやつが必要な場合は「食事&おやつ代」として別途300円~500円程がかかる施設が多いようです。

ただし、生活保護世帯・住民税非課税世帯・所得税非課税世帯には行政による利用料の助成制度がある区域もありますので、そのような地域では概ね1日0円~1000円程の利用料で利用できる施設が多いです。

利用時間は施設によって異なりますが、概ね8:00~18:00(もしくは17:30)、施設によっては延長保育をしてくれるところもあります。

インフルエンザなどの感染症や流行性のウイルスに感染している子供は個室で観察しつつ保育をしてもらえる施設も多いので、そういう施設は比較的安心できます。

全国の病児保育施設は「全国病児保育協議会」に登録しています。利用には原則事前登録が必要ですが、各病児保育室に直接電話を掛けると前日や当日など急な登録や予約にも対応してくれる施設も多いので、直接電話を掛けて空き状況などを問い合わせてみることをお勧めします。特にかかりつけの病院でなくても大丈夫です。

ちなみに、管理人が本日(11月17日)の午前中に診察してもらったことのない最寄りの「医療機関併設型」の病児保育室に問い合わせてみましたところ、明日はまだ空きがあるのでインフルエンザの病児を預かることができるとのことでした。ただし、今からすぐに「webで登録をして予約を入れてください」とのことでした。急な事態にも対応OKでした。

子供がインフルエンザで仕事が休めない時の対応のまとめ

「病児保育」はまだまだ広く利用されているとは言い難い現状にありますが、いざという時に安心して預けられる施設が見つかれば、共働き夫婦にとっては本当に心強いですよね。

働き方改革が推進されつつありますが、まだまだパパ・ママがしっかりと有給休暇をとって看病に専念できる環境にはありませんから、各病児保育室の保育体制・保育環境・保育時間・保育料などをしっかりと確認したうえで、安心して預けることのできる施設を見つけられるとよいですね。

お子様の一日も早いご回復をお祈りしています。

インフルエンザの家族間の感染予防対策

子供のインフルエンザは親にうつる 看病での感染を予防する対処法

もあわせてご覧ください。

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