フランスでは小さな一口チョコレートのことを「ボン・ボン・オ・ショコラ」と呼ぶそうです。
その味と形は、石畳のような生チョコレートから本物のトリュフそっくりのショコラ・トリュフまで様々で種類もとっても多彩ですが、今回は「ボン・ボン・オ・ショコラ」の中でも特に人気の高いショコラ・トリュフを簡単にコーティングする方法とコツ、またコーティングしたトリュフを色とりどりに可愛くデコレーションする方法をご紹介します!
トリュフをコーティングする方法とコツ!
本来トリュフは、チョコレートをテンパリング(大理石の上に溶かしたチョコレートを流してパレットで混ぜながら冷ます作業)してから中身のガナッシュにコーティングするんですが、これはおよそ家庭でする作業ではありませんので、ボールで溶かしたチョコレートを使ってトリュフのコーティングをしていきます。
チョコレート(ビタータイプ):200g~300g
チョコレート(ホワイト):200g~300g
ココアパウダー:適宜
ターメリックパウダー:適宜
パプリカパウダー:適宜
抹茶パウダー:適宜
パウダーシュガー:適宜
コーティングの手順
◆ まずはトリュフをコーティングする方法をベーシックなココアパウダーのトリュフを例に、手順をご紹介していきます。
1、パットにココアパウダーをいれておきます。
2、ボールにチョコレートを割り入れ、ドライヤーを当てて溶かします。
3、しっかり温まってチョコレートが溶けたら、ゴムベラで静かに混ぜながら、人肌程度まで温度を下げていきます。目安は指で触っても何も感じないくらいの温度です。
4、指先に溶かしたチョコレートを付け、丸めたガナッシュを転がしながらチョコレートをコーティングします。この段階ではコーティングにムラがあっても全く問題ありません。
この作業はいわば「下塗り」でして、トリュフをきれいにコーティングするための準備作業です。一度塗りだけではきれいにコーティングすることは望めません!
トリュフをきれいにコーティングするためには必ずこの「下塗り」作業を行うのがコツです!
5、下塗りをした4のガナッシュをクッキングペーパーを敷いたパットの上に並べ、冷蔵庫で20分位冷やして表面を固めます。
6、表面が固まったらガナッシュに楊枝を刺して、2で溶かしたチョコレートの中にドボンッと沈め、チョコレートをまとわせます。(チョコが固まっている場合は再度ドライヤーで温めます。)
7、チョコレートをまとわせたら、ココアパウダーに落として転がします。
8、全体にココアパウダーをまとわせたら、すぐに取り出さずに固まるまでココアパウダーの中に埋めるように置いておき、そのまま冷蔵庫で冷やします。
9、冷蔵庫で冷やして固まったらトリュフを茶こし等に入れて振り、余分なココアパウダーを落とします。
10、 ここまでの作業でトリュフとしては十分完成品ですが、折角ですので、本物のトリュフのようなデコボコのムラを付けて、上級なトリュフ感を演出します。
11、ココアパウダーを落としたトリュフに、ボールに残ったチョコレートをスプーンでかけながら茶こしを動かします。
下記の写真の色とりどりのトリュフは、6の本塗りに「ホワイトチョコレート」を使用し、その後はココアパウダーと同じ手順で、抹茶パウダー(緑)、ターメリックパウダー(黄色)、パプリカパウダー(赤)、パウダーシュガー(白)のパウダーをまとわせたものです。
これらの粉をまとわせる場合は、ホワイトチョコレートで本塗りをしたガナッシュをクッキングペーパーの上に少し置いて表面が乾いてきたころにパウダーをまとわせてください。
早まって本塗り後すぐにパウダーの中に落とすと、コテコテになりますので注意してください。
少し置いて乾いてきた頃にパウダーをまとわせるのが、うっすらときれいにパウダーをまとわせ、きめの細かいデコレーションを施すコツです!
トリュフをコーティングする方法のまとめ
すごく簡単なのに、なんだかお店で売っているようなトリュフになりましたよね。ポイントはチョコレートの下塗りと本塗りの二度塗仕上げをすることです!
今回はオーソドックスに、粉砂糖や抹茶パウダーなどを使ったパウダーデコレーションにトライしましたが、ペンチョコやアイシングなどを使ってトッピングすればトリュフのデコレーションは無限大です。バレンタインデー本番までにいろいろ試してみて!
トリュフのラッピングは箱も袋も100均で可愛く包装!もあわせてどうぞ!
他にもペンチョコやアイシングを使ったトリュフのデコレーションのやり方と可愛いトッピングもご紹介しています。