バーベキューの炭起こしがうまくいったら、今度は火力調整をします。
BBQの炭の起こし方のコツは▼をどうぞ。
バーベキューの炭の起こし方 火起こしと置き方や組み方のコツ!
火力が弱くてなかなか食材に火が通らなかったり、逆に火力が強すぎて焦げてしまったのでは折角のバーベキューも台無しですからね。
そんな失敗がないよう、今回は炭の置き方で火力調整する方法と炭の継ぎ足し方のコツをご紹介いたします!
バーベキューの炭の置き方で火力調整!
炭火は原始的といえど、決して強火一本ではありません。ちゃんと火力調整ができるんですよ。
バーベキューコンロは「強火・中火・弱火」の3つのエリアを作っておくようにしましょう。
食材により、焼き方が異なりますし、火を通すのに最適な温度や時間も違います。
それぞれのエリアを上手に使い分けることで、食材も美味しく焼きあげられ、炭も長持ちしますよ。
炭の火力が強いエリアの組み方
下記の図のように、炭を2~3段に積み重ねると「強火」になります。
これは「火は下から上へ上る」という性質を利用しています。
強火はサッとあぶって食べたい肉や魚介類に最適な火力ですね♪
炭 | 炭 | ||
炭 | 炭 | 炭 | 炭 |
炭 | 炭 | 炭 | 炭 |
炭の火力が中火のエリアの置き方
下記の図のように炭を積み重ねず、平らにならすと「中火」になります。
炭を平らに並べることで火力が分散され中火になりますが、この時、炭同士はしっかりと接していることが重要です。
炭と炭が離れ離れだと火が弱くなり、次第に鎮火してしまいますので注意してくださいね。
中火は火の通りにくい厚切り肉や、ホイル焼きに最適な火加減です。
炭 | 炭 | 炭 | 炭 |
炭の火力が弱いエリアの並べ方
炭を平らにならした中火の状態から炭同士の間隔を空けてやると「弱火」になります。
その際、炭を1つずつ単独で離ればなれに置いてしまうと、外気をダイレクトに受けて火が消えやすくなりますので、炭は2~3個接した状態で、間隔を空けて並べるのがポイントです。
こうすることで炭が燃えている持続時間や、炭の持ち時間もぐんと伸びますよ!
弱火は焼けた料理の保温に適した火加減です。
炭 | 炭 | 炭 | 炭 | 炭 | 炭 | 炭 |
弱火エリアには、下記の図のようにグリルの下にアルミ皿やアルミホイルを敷いて「油受け皿」にするのをおすすめします。
■ バーベキューグリルを横から見た図
食材から滴る油をキャッチすることで、グリルを油汚れから守りますので後片付けがとても楽になりますよ。
バーベキューの炭の追加と継ぎ足し方
白くなって燃え尽きそうな炭が目立ち始めたら炭の継ぎ足し時、新しい炭をバーベキューコンロに追加するタイミングです。
新しい炭を足す際は、既に火が起きている炭に新しい炭を重ねてサンドイッチ状態にして補充して下さい。そうすると古い炭から新しい炭に火が回りやすく、スムーズに再燃させられます。
新しい炭 | 新しい炭 | 新しい炭 | 新しい炭 | 新しい炭 |
新しい炭 | 燃焼中の炭 | 新しい炭 | 燃焼中の炭 | 新しい炭 |
新しい炭に早く火を付けたいからといって、固形燃料やジェル状着火剤を投入するのは絶対NGです!
燃焼中の炭に固形燃料やジェル状着火材がかかると、炭から急激に炎が上がり、やけどをする恐れがありとても危険です。
バーベキューが終ったあとの熱い炭は正しい方法で処理しましょう。詳細は▼をどうぞ。