雛人形の処分方法と供養の費用を徹底解説|七段飾りを処分したよ!

雛人形の処分と供養

子供の頃から毎年飾ってきた雛人形も、やがてその役目を終える時が来ますね。

その時、雛人形はどのように処分や供養をすればよいのでしょうか。

今回は雛人形の処分方法や供養の仕方と費用などを徹底的に解説します。

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雛人形の処分方法

雛人形は女の子の健やかな成長を祈って初節句の際に祖父母や親などが購入してくれた大切な品ですね。子供のころから毎年飾ってお祝いをしてきたたくさんの思い出も込もっていますね。

そんな大切な雛人形が役目を終える時には、感謝の気持ちを込めて丁寧に供養し、正しい方法で処分をしたいものです。

お雛様の処分の仕方には、おおよそ次の6種類が考えられます。

雛人形の処分方法
①オークションなどで売却

②リサイクルショップに引き渡す

③雛人形供養代行業者に依頼

④遺品整理業社に依頼

⑤寄付(NPO法人や老人ホームなど)によるリユース

⑥神社で供養しお焚き上げ

①オークションなどで売却

オークションでは例年中古の雛人形が売買されています。

もちろん、新品の時の購入金額からすれば、ずいぶんお値打ちな価格でしか売却できませんが、それでも数千円での落札は珍しくありません。

お持ちの雛人形が特別な雛人形であれば、数万円の値段で落札されることもあります。

仮に落札された場合、梱包などの手間は多少かかりますが、大切な雛人形を必要としている人に譲り渡し、大事に飾ってもらえると嬉しい、と思える人は、ヤフーオークションメルカリジモティなどに出品してみるとよいです。

特にジモティは直接受け渡しすれば、先方が送料を負担しなくてすむので、意外とここで探している人がいたりします。

また、雛段のみもオークションで落札されていたりしますので、お雛様は供養して処分、雛段はオークションというふうに処分方法を分けてもよいかもしれません。

②リサイクルショップに引き渡す

リサイクルショップでは12月頃から中古の雛人形を販売し始めるお店が結構あります。

もちろん引き取ってもらえるのはきれいな状態の雛人形だけですが、中古の雛人形を販売しているお店であれば、大体のお店は無料で引き取ってくれます。

ちなみに、本日近くのアシベ(ACB)というリサイクルショップに問い合わせたところ、お値段はほとんどつかないけれど、状態がよければ引き取りは無料でできるとのことでした。

費用がかからない処分方法をご希望であれば、リサイクルショップは一つの選択肢だと思います。

③雛人形供養代行業者に依頼

近年は持ち主に代わって雛人形を供養し、処分してくれる雛人形供養代行業者というものが利用されるようになってきています。一般的には社団法人や民間企業などが雛人形供養代行業を行っています。

数千円程度の供養と処分料、送料などはかかりますが、雛人形代行業者を利用すれば、オークションに出品する手間や、神社や施設などに持参する手間がかかりません。

全て郵送で完了するというメリットもありますので、忙しくてどうしても時間が取れないという人には、利用価値が高いかと思います。

④遺品整理業者に依頼

遺品整理業者というと故人の遺品を整理するというイメージがありますが、実は部屋の片づけ、清掃、不要品の処分などもしてくれます。もちろん雛人形も引き取ってくれます。

直接訪問して引き取ってくれる場合と、郵送で送る場合の両方がありますので、数社から見積もりを取って比較したうえで利用する業者を決めるとよいです。

⑤寄付

雛人形を必要としているNPO法人や老人ホームなどの施設に寄付するという方法もあります。

NPO法人は、ボランティアなどの手を借りて、雛人形を貧しい国などに贈るという社会貢献活動を行っているところがあります。

また、老人ホームなどの施設に寄贈すれば、飾ってもらえることもありますので、寄付を希望する場合は直接近隣の老人ホームなどの施設に電話で問い合わせてみるとよいでしょう。

⑥神社で供養してお焚き上げ

全ての神社で雛人形の供養やお焚き上げをしてくれるわけではありませんが、近隣の神社に電話で尋ねてみると、意外とすんなり見つかります。

電話を掛けた神社が雛人形の供養を行っていない場合でも、雛人形の供養とお焚き上げを行っている近くの神社を紹介してもらえたりしますので、電話で問い合わせてみるとよいですよ。

くれぐれもいきなり神社に持ち込んだりしないようにしましょう。

雛人形の供養と費用

③~⑥を利用した場合は基本的に有料となりますので、雛人形の供養や処分の費用などを詳しくご説明します。

雛人形供養代行に依頼する場合

雛人形代行業者には、たとえば下記の業者があります。

■一般社団法人日本人形協会 人形感謝(供養)代行サービス

不要になった雛人形を郵送で贈ると、毎年10月頃に行われる「東京大神宮人形感謝祭」で供養し、処分してくれます。

日本人形協会は日本郵政と提携していますので、ネットで申し込みをすると「お人形差出キット(ひとがた・お人形送り専用ラベル・手続きについての説明書・代金振込票)」が届きますから、雛人形を梱包すればあとは郵便局が自宅まで引き取りに来てくれます。

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■受け付け期間:年間を通して

供養してくれる物
雛人形・五月人形・兜・抱き人形・市松人形・舞踏人形・フランス人形・博多人形・ぬいぐるみ・こけしなど顔のある物など

供養できないもの:ガラスケースなど

大きさ:「縦+横+高さ=170㎝以内」まで

料金:1箱(袋):5000円

公式HP一般社団法人日本人形協会 人形感謝(供養)代行サービス

■人形供養ドットネット

全国どこにお住まいでも、全て郵送で完了します。

料金
箱の大きさにかかわらず人形など何体詰めても1箱2,000円で供養してくれます。

公式HP人形供養ドットネット

■人形供養 花月堂

雛人形供養代行業者の多くはガラスケースは引き取ってもらえませんが、花月堂はガラスケースや雛段、台座なども一緒に引き取り、供養の上処分してくれます

料金
「雛人形のみ」「ガラスケース入り・木箱入り」「台座や段のあるもの」のいずれであるかによって代わってきますので、公式HPで確認してください。

公式HP人形供養 花月堂

寄付によるリユース

途上国や施設などへの寄付を通して必要な人々に再利用(リユース)してもらう活動や、寄付に応じたワクチン支援などを行っている団体や民間企業があります。

引き取りは有料ですが、誰かに引き継いで飾ってほしいという希望があり、近くに引き取ってくれるリサイクルショップや施設が見つからないという場合には検討してもよいと思います。

■国際社会支援推進会 ワールドギフト

●料金

     大きさ

(重さはいずれも30kg以内)

 供養ありの料金  供養なしの料金
 縦+横+奥行=120㎝以内  3,900円  2,400円
 縦+横+奥行=140㎝以内  4,400円  2,900円
 縦+横+奥行=160㎝以内  4,900円  3,400円

●公式HP:ワールドギフト

■セカンドライフ

●料金

     大きさ   料金
縦+横+奥行=120㎝以内  1,480円
縦+横+奥行=160㎝以内  1,980円
供養代込み

縦+横+奥行=160㎝以内

 2,980円

●公式HP:セカンドライフ

遺品整理業社に依頼

遺品整理業者は複数あり、料金もまちまちなので、3社くらいから見積もりをとり比較したうえで、納得のいく業者に依頼するとよいです。

■日本最大級の遺品整理業者の検索サイト【みんなの遺品整理】

【スピード買取.jp】

【オールサポート】

神社で供養しお焚き上げ

神社には雛人形の供養をしたうえでお焚き上げをしてくれるところがあります。

料金は神社によってまちまちですが、大体数千円位の神社が多いようです。

ちなみに、私は結婚する際に雛人形を神社で供養しお焚き上げをしてもらいましたので、その際の様子を以下でご紹介しますね。

お雛様の処分を福岡の神社でしたよ|七段飾りの供養

私が雛人形を処分してもらった神社は、福岡市にある護国神社という神社です。

最初、福岡県福間市の宮地嶽神社に電話で尋ねましたが、雛人形の処分や供養は受け付けていないということでした。

次に太宰府天満宮に電話したところ、やはりお雛様の供養と処分は行っていないとのことでしたが、電話に出られた方が「福岡であれば護国神社で行っています」と教えてくれました。

とても親切でありがたかったです。

護国神社は毎日9時~16時30分頃までお雛様の引き取りを受け付けていまして、基本的には持ち込まれたその日に「人形感謝祭」を行い、供養の上お焚き上げをしてくれます。

お焚き上げまでは立ち会えませんが、供養には立ち会えました。

七段飾りの雛人形を雛段やお道具類と一緒に持ち込みましたので、そこそこ大きな箱でしたが、箱ごと引き取ってくれました。

ただし、ガラスケースの処分はできないそうです。

料金は雛人形一式(雛段・お道具類込み)で5,000円から志(初穂料)をお供えするという形でした。

受付を済ませたあと、本殿で雛人形を御祈祷し供養をしてくれました。大切な思い出のある雛人形を処分する、捨てるということにかなり罪悪感がありましたが、祈祷中にお雛様にきちんと感謝の気持ちを伝えられたので、とても満足したことを覚えています。

雛人形のほか、五月人形、こいのぼり、ぬいぐるみなども同様に供養とお焚き上げをしてくれるそうです。

ご自身も雛人形の供養に立ち会いたいという方は、神社で供養しお焚き上げしてもらうのもよいと思います。

それぞれのご事情などに合わせて、供養や処分方法を選んでくださいね。

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