読書感想文の書き出し 中学生向けの例と裏ワザ!

読書感想文を書くためのペン
読書感想文は夏休みの宿題のなかでも最大の課題、ラスボスといってもいいでしょう。

1200字とか2000字とか言われても途方もない分量に感じてしまいますね。

原稿用紙を前に何も書けずに時間ばかりが過ぎていき、困り果てている人も多いのではないでしょうか。

読書感想文って、いざ書こうとすると、何を書けばいいのか、どう書いていいのか、わからないものですよね。

特に最初の「書き出し」の部分・・・、コレ、一番の悩みどころではないでしょうか。

書き始めで躓くと2時間くらいあっという間に過ぎてしまいます。

そこで今回は、読書感想文の「書き出し」がスムーズに書けてしまう究極の方法書き方とコツを具体的な例文とともにご紹介いたします。

スポンサーリンク

読書感想文の書き出し 中学生向け!

まずは、読者感想文の構成を確認します。

読書感想文は、以下の3つのパート(段落)から構成されます。

① はじめ

② 中身

③ まとめ

このうちの “①はじめ” にあたるところが「書き出し」や「出だしといわれる部分ですが、具体的には、どのように書き始めればよいのでしょうか。

読書感想文の書き出しにはいくつかのパターンが存在します。

まずは、以下の「書き出しパターン」の中から、その後に書こうと思っている内容に繋げやすいパターンを選んでいきましょう。

読書感想文の書き出しパターン

A 本の題名についてふれ、そこから書き始める。

B 本文を引用して書き出す。

C その本を読んだ「きっかけ」から書き始める。

D 「自分が一番印象に残ったことは何か」から書き始める。

E 本を読んで新たに気づいたことや、興味・関心を持ったことから書きだす。

F 主人公の境遇や気持ちを自分に置き換えてみる形で書き出す。

G   自分が疑問に感じたことから書き出す。

H 自分の体験から書き出す。

書き出しは、その後に展開しようとしている内容の前振りにあたる部分になりますので、②の中身へスムーズに繋げていくことを念頭に置くことが大切です。

では、以下で、上記のA~Hのパターンの具体的な書き出しの例を見ていきましょう。

読書感想文の書き出しの例 中学生向け!

A~Hのパターンは、本のタイトルや内容によって様々な書き始め方がありますが、パターンごとに書き始めの例をあげてみます。

A 本の題名についてふれ、そこから書き始める。

例:『自然のめぐみ』それはとてもきれいな響きのある言葉です。

緑の植物、花というように、私のまわりには自然が満ち溢れていて、毎日とても楽しいのです。それだけに、読んでみようという気持ちがふくらみました。

読み始めてみると、私の全く知らない自然の世界がそこにはありました。

それは幻のような、雪の結晶の世界でした。(151文字)

引用元ー『読書感想文の本』大橋富貴子・文渓堂

B 本文を引用して書き出す。

例:『幸せ という 花があるとすれば

その花の 蕾のようなものだろうか

辛い という字がある もう少しで

幸せ に なれそうな字である』

この詩は、花の詩画集『速さのちがう時計』の中に書かれている私の大好きな詩の一つです。

泣きたい時や悔しい思いをしたとき、この詩を読むと心がポカポカして、温かい気持ちになってきます。「今は悔しいけれど、今は悲しいけれど頑張ってみよう!乗り越えてみよう!」、そんな気持ちになれるのです。いつも勇気が湧いてきます。(209文字)

引用元ー『読書感想文を書こう』吉田幸雄・岩崎書店

C その本を読んだ「きっかけ」から書き始める。

例:「この本を読んでみたら?すごくいいよ。」と、母に勧められて手に取った一冊の本がこの「静かな勇気の人」でした。私にとって『勇気』とはすなわち『強さ』であると確信していましたので、「静かな勇気」とは一体どういうことなのか非常に興味を持って読み進めることができました。(131文字)

D 「自分が一番印象に残ったことは何か」から書き始める。

例:このお話しに出てきたカッパは、今まで私が想像していたカッパとは丸っきり違っていました。素直で疑うことを知らないカッパでした。

何も大それた考えを持っているわけでもなく、ただ「仲良くすべえ。」と思っていただけなのに、なまじ人間みたいな格好をしているものだから獣や鳥にも相手にされないし、人間は人間で、やたら憎んだり怖がったりします。

仲間も遊び相手もいない、一人ぼっちの寂しさに耐えられないカッパでした。(199文字)

引用元ー『読書感想文の本』大橋富貴子・文渓堂

E 本を読んで新たに気づいたことや、興味・関心を持ったことから書きだす。

例:この本の題名を読んだ時、ぼくはちょっと不思議な感じがしました。

ドードー鳥は「不思議の国のアリス」に出てくる変な鳥だから知っていたけれど、なんでそんなことを聞くのかなと思ったからです。それから中を見てびっくりしました。

ドードー鳥は本当にいた鳥だったのです。よちよち走るとお尻を地面にぶつけてしまう、面白い鳥だったのです。今はもう一匹もいないドードー鳥だけれど、僕は本当に会ってみたいです。(193文字)

スポンサーリンク

引用元ー『読書感想文の本』大橋富貴子・文渓堂

F 主人公の境遇や気持ちを自分に置き換えてみる形で書き出す。

例:「僕はどうなってもいいから、他の人は助かってほしい。」と考え、実行する人は少ないのではないだろうか。
たいていの人は、われ先にとそこから逃げ出すことを考えるだろう。ましてやここは地獄の底。血の海・針の山・真っ暗闇・人々のかすかな溜息のみ。こんなところにいて、ここから出ていきたいと思わない人はいないだろう。そんな風に思いながらも、僕はカンダタの言った、

「こら、罪人共。この蜘蛛の糸はおれのものだぞ。お前たちは、一体誰に聞いて上がってきた。降りろ。降りろ。」

という言葉でドキッとした。何だかカンダタを他人とは思えなくて…。(259文字)

引用元ー『読書感想文の本』大橋富貴子・文渓堂

G 自分が疑問に感じたことから書き出す。

例:スウェーデンの探検家ヘディンは、消えてしまった湖の謎を解き明かすため、大砂漠タクラマカンに何度も訪れます。

私は砂漠には行ったことがありません。砂、砂、砂・・・、見渡す限り砂といっても、それがどんなに大変なものなのか見当も付きませんでした。砂が都をうずめてしまうということもよくわかりませんでした。本を読んでいくうち、酔っぱらったように目を回る太陽、すさまじい砂嵐、雨がほとんど降らず、暑さ、寒さが厳しいところだということで、だんだんわかってきました。

ヘディンはそんな砂漠の中にあるという湖“ロブノール”の謎を解くために、なんと4回もタクラマカン砂漠に訪れているのです。

私たちが住んでいるところと違い、まず、道路がありません。車も家もありません。(322文字)

引用元ー『読書感想文の本』大橋富貴子・文渓堂

H 自分の体験から書き出す。

例:今年の春、京都の動物園に連れていってもらった時のこと、順番に動物を見て回りながら、何となく暗い感じの建物に入りました。そこは薄暗くて、ちょっと怖そうでした。

僕は「何がいるんだろうか。何だか気持ち悪いなあ。」と思いながらも、ガラスの向こうをじっと見つめました。

「いるいる。コウモリだ。」

天井から、逆さにぶら下がっているたくさんのコウモリが。

「暗闇のなかで、何考えて生きてるんだろう。」

これが、僕がコウモリについて関心を持ったきっかけです。

僕はこの本を読んで、今まであまり知らなかったコウモリについて、いろいろなことがわかり、感心することが多くありました。(276文字)

引用元ー『読書感想文の本』大橋富貴子・文渓堂

読書感想文の裏ワザ!

上記の具体的な作品の読書感想文の例文を参考にしてもなお、なかなか筆が進まないという人もいるかもしれませんね。

そんな時は、さらに他の人が書いた感想文を読んでみるのもいいと思いますよ。

読書感想文の「書き始め」を書くための、いい糸口になるかもしれません。

各市町村の図書館には『読書感想文集』というものが過去30年分ほど収蔵されています。

知ってました?

おそらく貸し出しは不可でしょうが、館内で閲覧&コピーはできると思います。

図書館の蔵書検索エンジンで「読書感想文」と入力し検索、

図書館の蔵書検索「読書感想文」

すると、検索結果に多数の『読書感想文集』が表示されます。

お手本になるような入賞作品なども出てきます。

読書感想文集の図書館県検索結果

「読書感想文集」の中から見本や参考になりそうなものを探し、自分の読書感想文にもそれらの良いところを活かしていくとよいでしょう。

盗作になっちゃいますから、丸写し・パクリ・コピペはだめですよ^^

自分だけでは考えも付かなかったような“目からうろこ”の素晴らしい書き始めのアイデアやヒントがたくさん得られたりします。

それでも、どうしても読書感想文がうまく書けないという人は、「ココナラ」というサイトで読書感想文についてのアドバイスや手助けをしてくれる人を探してみても良いかもしれません。

ココナラ」は有料ですが、文章を書くことを得意とする人や、それを仕事にしている人(記事を書いて販売している人)も多く登録しているので、相談すればきっと力を貸してくれると思います。

くれぐれも、アイデアやアドバイスをもらうなど、手助けをしてもらう形で利用しましょうね。

代筆・代行の依頼は絶対ダメ、ですからね。^^

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

関連コンテンツ