息子が結婚すると、息子の嫁の実家にお中元やお歳暮を送るべきなのか?と疑問に思った方は少なくないのではないでしょうか。
嫁の実家と良い関係を築いていきたいから失礼のないようにしたい、と思えば思うほど不安が出てきますよね。
今回は、お中元やお歳暮は嫁の実家に送るべきなのか、贈る場合の予算やマナーについてご紹介します!
お中元やお歳暮は嫁の実家に送るべき?
お中元やお歳暮を嫁の実家に送ることは間違いではない?
お中元やお歳暮を嫁の実家に送ることは、間違いではありません。
なぜ「間違いではない」と曖昧な表現にしたかというと、最近はお中元やお歳暮の習慣がない家庭も増えてきているからです。
本来、お中元やお歳暮は日頃からお世話になっている人への感謝と挨拶の気持ちを伝えるものです。
嫁の実家にも息子が少なからずお世話になっていること、これから末永いお付き合いをよろしくお願いしますという思いを込めて送れば、お中元やお歳暮の主旨に合っているでしょう。
しかし、嫁の実家がお中元やお歳暮を送る習慣がない場合、娘の嫁ぎ先から品物が送られてきたらやや戸惑うかもしれません。
大切な娘が嫁いだ先からの贈り物に嫌な気持ちはしないでしょうが、お返しをしなければと負担に感じるかもしれません。
お中元やお歳暮を送る習慣は嫁の実家にある?
せっかく嫁の実家にお中元やお歳暮を送ったのに、かえって相手に負担をかけてしまっては申し訳ないですよね。
一番良い方法は、お嫁さんから実家のご両親にさりげなく確認してもらうことです。
事前に嫁の実家の意向がわかれば、お互いに余計な気遣いをしなくて済みます。
もし、嫁の実家にお中元やお歳暮を贈る習慣がないということであればわざわざ送らなくてもよいですし、嫁の実家の考えがわからないという場合は贈っておくのが穏当です。
お中元やお歳暮を嫁の実家に贈る際の予算やマナーは?
嫁の実家にお中元やお歳暮を送る習慣がある、もしくは嫁の実家の考えがわからないから送っておこう、という方に向けて予算相場やマナーをお伝えします。
お中元やお歳暮の相場
お中元・お歳暮の予算相場は3000~5000円くらいです。
あまり高価すぎても嫁の実家がお返しに困ってしまいますので、この予算相場の範囲で品物を選ぶと良いでしょう。
お中元やお歳暮におすすめの品物
嫁の実家の家族構成や好みを考えて送るのが1番ですが、迷ったときにおすすめの物をご紹介します。
「紀州南高梅の梅干し」や「栗きんとん」などはおしゃれで高級感もあり、味もとても美味しいのでオススメです。
◆ タオルや洗剤:消耗品はいくつあっても困りません。
「今治タオルのバスタオルセット」や「ピーターラビット ランドリーギフト」などは気が利いていて喜ばれると思います。
◆ 地域の名産品:嫁の実家が遠方のときにおすすめです。
相手が気に入ってくれたら、毎年同じ物を送っても喜ばれます。
◆ カタログギフト:相手の好みが全くわからないときは、頼りになります。
カタログギフト自体にも種類が沢山ありますが、ちょっと嗜好を凝らした「EXETIME-エグゼタイム-」や「婦人画報×リンベル」などはとても喜ばれるカタログギフトです。
この他、ちょっと高級なお中元のおすすめは下記でご紹介しています。
お中元やお歳暮を送る時期
お歳暮はいずれの地域も同じなので大丈夫ですが、お中元は地域によって送る時期が異なります。
嫁の実家の慣習に合わせて送りましょう。
首都圏:6月下旬~7月15日頃まで
その他の地域:7月上旬~8月15日頃まで
お歳暮
12月初旬~12月25日頃まで
お中元やお歳暮に添える手紙や挨拶状の文例
嫁の実家にお中元やお歳暮を送るときはぜひ手紙や挨拶状を送りましょう。
手紙や挨拶状を添えると、より丁寧で心のこもった印象になります。
品物に同封しても、挨拶状だけ別に郵送しても大丈夫です。
結婚式でお会いして以来、すっかりご無沙汰してしまい大変申し訳ございません。
おかげさまで私共は変わりなく元気に過ごしております。
○○(息子の名前)と○○(嫁の名前)さんは、時折私どものところへ遊びに来てくれまして、一緒に食事などしております。遠方のそちら様にはなんだか申し訳なく思っております。
○○○(息子の名前)も独立した家庭を持った自覚が少しずつ出てきているようですが、まだまだ未熟な点が多いかと思います。
今後ともご指導賜りますよう、よろしくおねがいいたします。
さて、本日はお中元のおしるしまでに、○○○をお送りさせていただきましたので、お納めください。
本来であれば直接お伺いしてご挨拶申し上げるべきところ、誠に失礼とは存じますが、略儀ながら書中にてお中元のご挨拶を申し上げます。
敬具
もし嫁の実家からもお中元やお歳暮が届いたら、お礼の電話をしましょう。
電話のタイミングで、今後のお中元やお歳暮のやり取りをどうするか話すのも良いですね。
「今後はお気遣い不要なので、そのぶん子どもや孫のためにとっておきませんか?」と提案すれば、カドが立たないでしょう。
お中元やお歳暮に対する考え方は、人それぞれ違うので迷いどころです。
嫁の実家の考え方を知り、程良くコミュニケーションを取って、良い関係を築いていってくださいね。
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